業務的な内容ですが、施行する前に、いろいろと確認をしておく必要があります。
(施行途中で「ちがう〜!!!」なんて事がないように・・)
リジットフレームはシンプルなので、あまり指定箇所は無く規定内容のままで決められますが、リンク構造のDHバイク等は、塗膜ある事により動きが悪くなる・・・
どころか、組み込めなく恐れもありますので、細かく確認をして行きます。
特に可動部分である、ブレーキ台座やこのフレームにはありませんが、
シフターボス等は素地のままでマスキングをします。
BBやHTの端面は塗膜が必要の無いフェイシングをしている場合があるので、
こちらもその状況とご希望に合わせ、素地マスキングにします。
ハブが入るエンドの部分は、特に悩みます。
この頃のフレームであれば、そのままでも大丈夫ですが、
シャフトが入る部分は塗膜のコート数により入らなくなる恐れがあります。
その場合、クリアーを抜いて、色だけは残します。
見栄え的にもよく、膜厚も抑えられますので。
さらに、精度を求められる構造の場合は、この「色」も取ります。
下地のみになり、色はグレーになりますが、薄膜で素地保護力もあります。
さて、色も決まり、マスキング指示も決まれば、作業開始です!
次回は脱脂、剥離、ブラスト作業になります。