2011年12月30日金曜日

Surly Big Dummy 高山サイクル和光店

ロングテールで有名な高山サイクル和光店さまより「Big Dummy」の塗装依頼を頂きました。
以前よりご相談は頂いたのですが、とにかく全長が長いフレーム、当社にある既存のブラスト室には入りません。
そこでブラスト室自体を改造して入るように環境を変えました。
そこまでやるカドワキコーティングです。

今回の依頼は、

明るいブルーで「キラキラ」したのモノを散りばめたい・・・・

そこで「スパーク(ラメ)」とかを検討しましたが、全体的に「ギラギラ」としてしまうので、NG・・
では、さりげなく耐熱ステッカーでデザインしましょう。と、できるだけ小さくでも存在感をだせるステッカーを製作しました。

本体カラーは今回初登場の「シャイン」。このエフェクターはパールやメタリック、グリッターと違い下の色を透かして見せることができるので、一見ソリッドのなシンプルなカラーですが、一度外の光にあたるとシャープなブルーな「キラキラ」が出てきます。なかなかいい感じですよ。


完成




 


フロントフォークとトップチューブにも「星」が入ります。 








 

メーカーロゴは耐熱ステッカーでアウトライン入りです。
バッチリですね〜 



また、今回はクランクも塗装しました。しかも同じ色で、

 

「星」と同じ要領で、耐熱ステッカーにより製作。「SHIMANO」のロゴもしっかり再生しています。



今回の塗装価格は下記のとおりです。

フレームフォークセットで、カラーのみ     ¥75000(税、送料別)
ロゴとデザイン込で¥85000(税、送料別)


クランクセット(左右)で、カラーのみ      ¥12800(税、送料別) ※スパイダーなし
ロゴとデザイン込で¥17800(税、送料別)

※価格は予告なく変更しますので、最新の情報をお問い合わせください。


「自転車日和」にて紹介される予定なので、完成が楽しみです。
実は仮組みまで見ているので、本完成が待ちどおしいです。



By Ukai






2011年12月28日水曜日

INTENSE Chain Reaction Cycles

小川輪業様より「INTENSE  Chain Reaction Cycles仕様のカラーにしたい・・」
という依頼を受けました。


最初はいろいろと色ので具合で悩みましたが、試行錯誤の上完成。

こんな感じです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フレームカラーはブルー、でも素地感を出したい。→ キャンディーブルーで塗装。
素地はアルミの素地感と手作り感のある仕上がり→ヘアライン処理をする。

最後にトップコートに当社の塗膜保護コートの「クオーツダイン」を施工。
これで、ダートでの汚れもあっという間に落ちてクリアーの輝きが戻りますからね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

などなどです。



☆完成☆





塗装価格は¥70000〜(税別、送料別)
※価格は予告無く変更しますので、最新の情報を御問い合わせください。
クオーツダインは¥20400(税別、送料別)です。


カラークリア色は多少であれば相談承ります。(別途費用がかかります)
また、ヘアラインの方向性等、指示は出来ますが、
削りだしパーツの細かく入り込んだ部分にはできません。
今回はチューブ部の部分のみのヘアライン入れです。





「う〜む」と納得して頂いた店長、ありがとうございました。

今度、完成写真を是非よろしく!
楽しみにしています。

By Ukai






2011年12月27日火曜日

[RIDEA] BAN-QUICK シートクランプ

サイクルハウスしぶや(二子玉川店)さんより、シートクランプの塗装の依頼が入りました。

せっかくなので、その場で組んでいただきました。
忙しい中、すいません。



完成です。


アルマイトシルバーをベースにシンプルですが、1コートの白(RAL9003)に塗装。
それでもツヤ感もあり、いい感じです。

しかも、クランプの回転する部分はマスキング(アルマイト地)
になっているので機能性も損ないません。


塗装価格は¥6000〜(税別、送料別)
※価格は予告無く変わるので最新の価格を御問い合わせください。

アルマイトカラーには無い、多色から選べるので、
ぜひカスタムのポイントの一つに入れてください。





By Ukai









工場

粉体塗装は基本的に量産向けの表面処理方法ですので、ラインでの施工が主です。
カドワキコーティングではこのような工場(写真)で固定釜による、一品一品の施工になります。小さい部品からハーレーの大きなフレームまで、この釜(中央の奥と右手前にある四角い箱)で熱師処理します。




ちなみに、熱処理の際、いくら入るからといって様々な色を同じ釜で同時に処理する事が出来ません。あくまでも一つ一つ手間をかけながら作業を進めます。
愛情を込めて一品一品・・

事前に連絡が必要ですが、工場を見学する事が出来ます。是非お越し下さい。
ukai@kadowakicoating.comまで


By Ukai


























2011年12月26日月曜日

粉体塗料

粉体塗料の説明です。
リンクを参照してください。

粉体塗装とは・・

通常の塗装法と違い、塗料は樹脂と顔料で出来ています。
つまり有機溶剤が媒体になっていません。

その塗料は、

「粉」です。

では、どのように塗布するのでしょうか?

「静電気の吸着する力を利用します」

溶剤のように塗料を浴びせるのではなく、製品に向かって
粉霧状にし、静電気で吸い付かせます。
この作用が無いとせっかく塗布した粉はポロポロと落ちてしまいます。
このように樹脂の粉をまとった状態で、加熱します。

温度は160°〜180°という高温。

この温度に達する事で硬化します。すなわち熱硬化樹脂です。
溶剤塗装と違い、乾燥させる事で、媒体と成る物質を放散させて固めるタイプでは
ありません。あくまでも

「熱」です。

そのため、塗装対象製品は金属が主になります。

以上のように液体ではなく粉(樹脂)が溶けたものが製品にまとわれる事から
ペインティングというよりもコーティングとい言われる所以です

溶剤と比べると樹脂コーティングしてある塗膜の方がしっかりと強く形成されるので、
「強い塗装」と言われています。
これは強いからと言って固いのではなく(中には高硬度塗料もありますが)
分子の互い互いがしっかりと結び合っているためと思われます。

しかし、塗膜以上の硬度を持つ物があたると負けてしまうので要注意!

塗装色と価格クラス

カスタムペイントに使用する色はカドワキコーティングで用意しているメニューより選べます。

クラス1:RAL(コート)    
※RAL規格の塗料がベース色に成ります。

クラス2:クラス1+クリアー
(マット、セミマット、マット)

クラス3:クラス2+エフェクターまたは標準メタリック
(パール、メタリック、シャイン、グリッター)

クラス4:スパーク、カラークリアー、ブリランテ

上記の色に当てはまるクラス別でそれぞれの価格が決まります。
価格表を参照してください。

詳しい色の構成等は、徐々に「COLORS」というラベルで紹介しています。

塗装価格

自転車関係の塗装価格表です。
PRICE LIST

色の価格は製品名とクラスにより分けられています。
その他、セット価格もありますので、御問い合わせしてください。
ukai@kadowakicoating.com
※車いすや福祉用具関係は、お取り扱いメーカーに直接お問い合わせを御願いします。

By  Y.Uhttp://www.kadowakicoating.com/wp/wp-content/uploads/pdf/price_b.pdf